次の記述は適切か不適切か

・H形断面梁の設計においては、横座屈を考慮する必要がある。

・荷重面内に対称軸を有し、かつ、弱軸まわりに曲げモーメントを受ける溝形鋼については、横座屈を考慮する必要はない。

・H形鋼の梁の横座屈を拘束するために、圧縮側フランジに補剛材を配置する。

 

答えは3つ全て〇です。

横座屈

ちょっとぴんとこない人が多いと思います。

この定規、見たことくらいはありますよね。

dsc_0593

このような部材を仮に梁に使う場合、縦にするか横にするか。

そうですね、横にするとたわみますが、縦にすると多少の力ではたわみません。

断面二次モーメントを考えた場合、

yokozakutu

縦にした左の方が大きな値になります。この場合の軸が強軸です。(右側が弱軸)

通常、この強軸に対して力がかかるように梁を設置するのですが、

とても大きな力がかかった場合、この定規はどうなるか。

zakutu2

真下に曲がらずに、弱い方、つまり横方向にはらんでしまいます。これが横座屈です。

dsc_0598

 

弱い軸(弱軸)に対して力がかかる場合は、横座屈については考える必要はありません。

また、補剛材を配置することによって、横座屈を防ぐことができます。

 

ちなみに、

・梁の横座屈を防止するために、板要素の幅厚比が制限されている。

この記述は、横座屈ではなく局部座屈にすると正しい記述になります。