〔問題〕わが国における建築物と周辺環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建築物に囲まれた広場や街路等の幅員をD、建築物のファサードの高さをHとした場合、D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる。
  2. 建築物が冬至の日において4時間以上の日影を周囲に及ぼす範囲は、一般に、建築物の東西方向の幅よりも建築物の高さに大きく影響される。
  3. 都市部にある建築物の屋根及び屋上に高日射反射率塗料を塗ることにより、ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる。
  4. 多雪地域の市街地の建築物において、落雪の搬出の不便さと落雪による危険を避けるため、無落雪屋根を採用する場合がある。

 

〔解説〕

1.D/Hが1以下の時は閉塞感が強まり、3を超えると開放感が強まります。解放感や閉塞感を表す指標になります。

2.冬至日に4時間以上の日影を周囲に及ぼす範囲は、高さよりも、東西方向の幅に大きく影響されます。誤り。

3.高反射性塗料を塗ると、日射熱の侵入が低減できるので、夏期の冷房負荷を低減することができます。また、蓄熱の減少によって、ヒートアイランド現象の抑制にも効果があります。
熱を建物に入れない、そして熱を蓄えないということです。

4.建物の周囲に十分な空地がある場合は、落雪屋根とすることができますが、市街地などでは、無落雪屋根が採用されます。

解答2