〔問題〕
住宅の作品(設計者)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1.  ファンズワース邸(ミース・ファン・デル・ローエ)は、広大な敷地に建つ週末住宅であり、H形鋼の柱に溶接された梁を介して屋根スラブ及び床スラブを取り付けた構造に特徴がある。
  2.  シュレーダー邸(ヘリット・トーマス・リートフェルト)は、建具や家具による住空間づくりに特徴があり、2階は一つの広い空間として使用することも、また可動の間仕切りにより、小さく区分けすることもできる。
  3.  前川自邸(前川 國男)は、都市部の約20㎡の狭小な敷地に、住空間を機能別に積層し構成した住宅である。
  4.  原自邸(原 広司)は、玄関から吹抜けを通過してバルコニーまで降りてゆく廊下の両側に居室を配置し、トップライトから自然光を取り入れた住宅である。

〔解説〕
1. ミース・ファン・デル・ローエの代表作「ファンズワース邸」(1945~1950年)は、全面がガラスに覆われていて、水回りのコア部分以外間仕切りがない。

2. 「シュレーダー邸」(1924年) オランダに建てられた住宅。デ・ステイルの理念を表現した建物で、世界文化遺産に登録されています。

3. 記述は、東孝光の設計による「塔の家」(1966年)です。前川自邸は、1941年に竣工した住宅で、中央部の居間は、中二階のある吹抜け空間になっており、5寸勾配の切妻屋根が掛かっています。戦時中につくられ、木造モダニズム建築の傑作と言われています。

解答3