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来年のRC造か、再来年の木造か

建築士試験の制度が変わって、製図試験はいつ受験するか、という悩みを抱える人が増えてきました。

以前は、学科に合格したらその年から3年間という決まりでしたが、今は、5年の間に3回挑戦することができるようになっています。

今年、惜しくも合格出来なかった人は
来年RC造にチャレンジするか、再来年の木造にチャレンジするか、悩んでいる方がおられると思います。私のところにも何件か相談がありました。

せっかく木造を勉強してきた。RC造は一から勉強しなければいけない。

そう考えると再来年の木造にしようかなという考えが強くなると思いますが、私個人的には、来年のRC造に挑戦するのがいいと思っています。

その理由をいくつかお伝えしようと思います。

RC造は木造に比べて会得が早い

RC造って、何となく漠然と難しいだろうと思っている人は多いと思いますが、二級建築士の製図試験の範囲で考えると、それほどは難しくありません。伏図がある木造と比べると、覚えることも理解することもRC造の方が少ないと言えます。

耐力壁のことを考えて柱や窓の位置を決める必要もありません。建具は自由に配置させることができます。

木造よりエスキースがやりやすい

人によるかもしれませんが、RC造課題の方がエスキースがやりやすいと言える部分があります。

木造の場合、建物形状を自由に考えることができますが、RC造の場合、外枠は概ね四角です。また、適切な柱の間隔が決まっていますので、延べ面積を超えないように四角い枠を作り、その中に必要な部屋を並べていくという感じでエスキースを行なうことができます。

モジュールも910mmではなく1mのグリッド(もしくは0.5m)で考えますので、面積の把握が楽ですし、壁(間仕切壁)の位置や廊下の位置などを上下階でそろえることを考える必要がありません。

木造とRC造の両方を勉強することができる

RC造も勉強しなければならない。ではなく、RC造も覚えることができると前向きに考えることができます。

両方を経験して合格された方は、両方学ぶことができてよかったと言います。
今回合格出来なかったことは残念なことではありますが、どうせリベンジをするのであれば、少しでも前向きに考えてみるのもいいかなと思います。

何より、建築士になるのが1年遅くなる

先送りにするとこの1年がもったいないです。1年くらい休んだとしても作図はすぐにできるようになると思いますが、その1年がもったいないと言えます。人によっては、一級の受験資格も1年先送りになります。

今年が1年目だった人は、来年のRC造がだめでも、その次また木造にチャレンジすることができます。木造にチャレンジするのはその時でも可能です。
(ただし、基本的には次の次のことは考えず、次で決着を付けることを考えてください。)

気持ちは必ず戻ってくる

試験のことはしばらく考えたくない、もしくは、勉強するモチベーションが湧かない。

今はこのように思うかもしれませんが、建築士になりたいという気持ちがある限り、またやってみるかという気持ちにいつか必ずなります。試験前と同じような気持ちが戻ってきますので、その時までは英気を養う時間としてもいいかと思います。

気持ちが戻ってきたら、1年先送りにするなんて待てない。そう思うかもしれません。なので、来年にするか再来年にするかの結論は今出さなくてもいいです。時間は十分にありますので、しばらくしてからまた考えてみてください。

ということで、タイトルの「来年のRC造か、再来年の木造か」ということについては、今考えない。というのが結論です。

来年のRC造に挑戦すると気持ちが決まっている人は、是非頑張ってください! 🙂 

kanna