「合格体験記」 E・K
私の3年近くに渡る合格体験記です。
カド番からの大逆転で、二級建築士合格しましたよ!!私!
ちなみに43歳、女でございます。
40近くにして、建築士免許の必要性をひしひしと感じ
初受験となりました。
学科は、完全独学。7か月間、休みや自分の時間をほどんど勉強に費やし、
お風呂でも暗記に励んでいた記憶があるようなないような、、、
とにかく、若い頃は自信のあった記憶力も今となっては
ピタリとはいかず、理解と反復に徹していたと思います。
(今ではもうすっかり忘れましたが。。)
何とか学科をストレートで合格。
ここまでは順調でした、、、、、ここまでは。
初めての製図試験を受けるにあたり、さすがに独学ではしんどいのではと思いました。
しかしながら、何十万もする資格学校に行く気はサラサラなかったです。
なぜか、、それは高いお金を払っても100%ではないから。
えぇ、ケチなんですね私。はい。
でも、ストレートで合格、そんな夢をみておりまして。
その当時はそんな淡い夢を。
通信という選択肢も頭にありながら、通信で技術なんて身につくのかしら?
と不安もあり、初心者は最初の講座は別室で初心者向け講座しまっせ
といううたい文句に惹かれ、某地元KKの講座へ
マンツーマンとは行かずとも、積極的に講座を受けようと
希望に満ち溢れておりました。
結果から言いますと、落ちました。ランク3。
ガッツリ落ちましたね。はい。
夢見た分、泣きましたよこの年にして。
悔しくて泣きました。自分の選択肢が間違っていたことに気づいたからです。
その講座では初日、初受験組は別室に集められました。
手書き製図なんてまともに書いたことがなった私は、平行定規の使い方さえままならぬ状態
(昔はT定規でしたので笑)
基本的なことからがんばるぞー!の私の期待は玉砕しました。
配られた図面をトレースしろという。
原図は大昔に実務で使われたであろう、
試験には必要のない情報が細かく詰め込まれた、見づらい手書き図面。
線や文字を読み取るのですら困難です。
で、詳しい説明はなし。
ただ、書けと。出来るわけがない。
それでも、独学で(結局ここで独学です、はい。)何とか書きましたよ。
一式書き上げるのに、数日を要したと記憶しております。
訳もわからぬまま、2回目講座へ
2回目以降の受験者さん達と同室で、課題が配られました。
またもや詳しい説明もないまま、やれと。
エスキスをやれと。ただやれと。
出来るかーーーーーー!(心の叫び)
それでもやるしかない。
そんな中、飛び込んでくるのは
「早い人はもうエスキスまとまってきてますよ~」
「まだの人は、本試験では無理ですよ~」
「出来ていない人は遅いですよ~早くまとめて~」
うるせーよ!!
それ以降の講座では、常に心で大絶叫でした。
休みを費やし、暑い中肩をえぐる製図版をひきずり、、
一体私は何をやっているんだ!怒りしかありませんでした。
私が欲しいのは、実務のノウハウではない。
車いすに受講生全員、一人づづ乗って交代して押し合いっこしている時間など私にはないのだ!!!!!
(初受験の課題は高齢者にまつわるものでした)
私が欲しいのは、試験に合格するノウハウなんだーーーーーー!!
とうとう、最後の2・3回の講座は行かず
家で参考書を買って一人で図面を書いていました。
このままでは、来年も落ちる、、、、そう感じていました。
二回目の受験にあたり、迷わず通信を選択しました。
私、シングルマザーで主婦でもあるのでございます。
限られた時間の中で、手っ取り早く合格のノウハウを知る必要がある。
そう思っていたからです。
無駄な移動時間、他の受講生の質問待ちをしている時間は
私には、ない!!からです。
そして、やっと最端に出会う運びとなります。やっと。。。
あれこれ通信を探す中で、最端卒業生の合格体験記を何度も何度も読みました。
質問への対応の早さ、先生の優しさと懸命さが目立ちました。
あ、これだわ。
すぐ決めました。
私のニーズにピッタリ!そして安い!!!
フェーストゥフェースに絶望感しかなかったので
むしろ、この先生とならマンツーマン感覚で受講できるのでは
そう感じていました。
そして、実際そうだったんですね。
質問に対する返信がめちゃくちゃ早い、そして的確。
時にはイラストも交えて答えが返ってくるではないですか。
そして、添削も細かく的確。ブレがない。モレもない。
某講座では添削漏れ、講師によって違う等不満があったので
すごく安心しましたし、すぐに信頼できました。
そんなこんなで、仕事家事製図と両立することが出来ました。
でもね~、アホなんですね~私。
2回目落ちました。ランク2。
大切な課題の読み落とし、、、
試験中は好調で、先生から教わったことを存分にできた!
と試験を終え、帰り道に最端のHPにアクセスして愕然、、、
先生のエスキスを見て初めて、自分の重大なミス
読み落としに気づいたのです。
目の前は真っ暗、どうやって帰ったのかもわからないほど落ち込みました。
2回の不合格。
この長期にわたる試験の間、息子が家事を大幅に担ってくれていました。
彼も大学の課題やレポートに追われている時期もあったはずです。
それなのに結果を出せない、不甲斐ない母。
資格云々より、息子をがっかりさせ続けていることに落ち込みました。
どれくらい泣いたかわかりません。
来年は、カド番。もう後がない、、、、、
三度目の受験。
迷わず、最端へ。
なぜか?最端の内容に間違いがないことを確信していたから。
不合格は私の不注意だとわかっていたからです。
やはり的確でありがたい。
今回も、先生の一生懸命さ優しさがしっかり伝わってきました。
添削には、先生や他のスタッフさんからの一言アドバイスや
誉め言葉、励ましの言葉が必ず書いてあるんです。
その言葉に救われていました。
三度目の受験まで。
この間、仕事の部署が変わり新たなことも始まりつつあり
今度落ちたらこの仕事のための勉強と、また学科の勉強と仕事と家事と、、、、
不安と焦りと情けなさ自己否定など本当につらい時間を過ごしていました。
ずっとモヤモヤから抜け出せずにいました。
最後の課題添削には、先生からちゃんと出来ているから、大丈夫
といったような言葉がありました。
そして三度目の受験。
不思議と緊張はなく、落ち着いていたのもつかの間
エスキスがまとまらん!!
試験前はエスキスがまとまらないという弱点は克服していたつもりだったので、焦りました。
大幅に予定時間オーバーでエスキスを力づくで終わらせました。
焦っている自分に気づいていました。
時計を確認し、
いける、この時間なら自分が一番早く書いた時のスピードでなら充分いける。
慌てて製図に入らず、エスキス最終確認を。
先生から教えて貰ったことです。
自分の時間を知っておく。
エスキスは最後に必ずチェックしておく。
その後も、納戸がない!や、伏せ図が変わった!
てんやわんやのてんこ盛り状態!!
いるんですよね、魔物!今年もチャッカリいました。
あれこれやらかしつつも、最後の十分は何が何でも見直しを!と
なんとか見直し時間を取りました。
その10分で、5つくらいのミスや抜けを見つけて直すことができました。
でも手ごたえのなさ。
後から後からわかる、自分のミスや解釈不足。
また、落ちた、、、
本当に絶望で、家に帰って息子の顔を見るのがこんなに辛かったこと
今まであっただろうか。
合格発表なんてこなければいい
本気でそう思っておりましたよ、本気です。
どんより曇り空の日々を過ごし
そして、合格発表の日が来てしまったのです。
ネットでは、時間になっても見ることは出来ず。
だって、現実見るの怖いんだもの~~
しかし!ネットを見なくとも、翌日ごろにはアレがポストにやってくる。
そう、過去2回も届けられたアレ
それは避けようがない。
現実を突きつけられるのが、怖くて怖くて仕事も手につかず。
この年末前のクソ忙しい中なのに!会社の方々すまん!!
再現図の採点時にやり取りした先生とのメールを読み返してみました。
合格してても全然おかしくないと思いますよ
この言葉に背中を押してもらい、ネットで確認。
あったんです!番号!!!!
もう、涙腺崩壊。
号泣です。しかも会社で(笑
今までの精神的に辛かった時間、もう学科せずに仕事と向き合える
息子にもう迷惑かけなくてすむ。
喜びより、心に溜まっていたモヤモヤが全部涙になってました。
しかし、見間違いかと何度も確認。
すぐさま息子と先生と親に連絡。
それでも、何かの間違いではと信じられず。
嬉しいような、でも間違いでした!と言われた時の心の準備もしておこう
そんな翌々日、合格通知が届きやっと本当に合格したんだと
喜びが爆発しました!
二週間ほどたった今でも、ふと息子に
母さんさ~、、、、
合格したんよね!!
と、いう浮かれようでございます。
自分でもミスが多かったと自覚してます。
みんな何かやらかしている。
最後に10分の見直し時間をひねり出したことが、明暗を分けたのでは、、、
そう感じています。
そして、絶対に合格する。この強い気持ちだったのかもしれません。
1年目から、最端に出会っていれば、、、つくづくそう思いますが
苦労して家族に支えられて取った分、重みが増したように思います。
たかが資格かもしれませんが、
私にはそれ以上の価値や大切なものが詰まった資格となりました。
40からのチェレンジで合格できたのは、最端の先生方に出会い、
合格に必要なものをしっかり教えて頂いたから。
そう思っています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、最端を選んだ自分もちょっぴり、よくやった!と
思ったりもしています(^^)
長々とつたない文章を読んで頂き、ありがとうございました。