本記事では、お勧めの平行定規やその選び方についてお伝えします。
書きやすさは基本的に同じ、慣れが大きい
私がおススメする平行定規ですが、これが使いやすい! 描きやすい! これにしてください!と言うのはあまりありません。これまでいくつかのメーカーの平行定規を使ってきましたが、結論、どの平行定規も、慣れてしまえばほとんど同じです。備わっている機能も、それほど違いはありません。
では、何を基準に選べばいいのでしょうか。
1つは、価格です。これ大事ですよね。おそらく多くの人が価格を決め手にしていると思います。
もう1つは、持ち運びです。重さとキャリングケースが持ち運びのしやすさに関係してきます。
あくまで、個人的な意見ですが
ずっと仕事で使うものでしたら、こだわりも少し持ちたいところですが、通常は1年ほどで使わなくなるものです。(そう願いたいものです。)無理して高いものを購入しなくてもいいですよね。
角度を付けるためのスタンドが裏面に付いている
定規を固定することができる(ブレーキ機構)
シャーペンなどを収納するスペースがある
定規の浮き具合を調整できる(フローティング機構)
持ち運び用のキャリングケース付属
ということで、受験生の方がよく使っている平行定規を紹介したいと思います。
お勧めの平行定規
マックスの平行定規
- 製品サイズ:73.99 x 56.01 x 8.99 cm 重さ:2.8 kg
- 定規部分は裏面に収納固定できる
- 傾斜角度は、6.5度と9度
- フローティング機構付き
- 用紙に合わせて定規の角度を微調整できる
- キャリングバック付属(ソフトケース)
- マグネットプレート付属(500㎜×2枚、300㎜×2枚)
- アマゾンの星評価: 4.7
お勧め4つの中で一番軽量! 星評価1位
4.7
コクヨの平行定規
- 製品サイズ:69.3 x 50.7 x 5.3 cm 重さ:3.4 kg
- 傾斜角度は、6度と9度
- フローティング機構付き
- 用紙に合わせて定規の角度を微調整できる
- キャリングバック付属(ソフトケース)
- マグネットプレート付属
- アマゾンの星評価: 4.2
ブレーキと角度調整のつまみが集まっているので操作がしやすい。
ムトーの平行定規
- 製品サイズ:73 x 57.5 x 5.6 cm 重さ:3.1 kg
- 傾斜角度は、5度と10度
- フローティング機構付き
- 用紙に合わせて定規の角度を微調整できる
- キャリングバック付属(ハードケース)
- マグネットプレート付属
- アマゾンの星評価: 4.5
ハードケースなので、持ち歩きが楽!
ドラパスの平行定規
- 製品サイズ:72.01 x 56.01 x 7.49 cm 重さ:4.17 kg
- 傾斜角度は、6度と9度
- フローティング機構付き
- 用紙に合わせて定規の角度を微調整できる
- キャリングバック付属(ソフトケース)
- マグネットプレート付属(500㎜×2枚、300㎜×2枚)
- アマゾンの星評価: 3.7
お勧めの4つ中で一番安い!
平行定規についての予備知識
持ち運び用のケースは、ソフトタイプとハードハイプがあります。ソフトタイプは折りたたむことが可能でコンパクトになりますが、ハードタイプは折りたたむことができません。試験会場ではケースの置き場を確保する必要があります。
平行定規には傾斜させるための足が付いているのですが、多くの試験会場では机の奥行きが狭く、この足が机の上に乗らない場合があります。対策の方法として、段ボールなどで枕を作って、その枕を敷いて平行定規に傾斜をつける方法があります。ただし、傾斜の角度は30度を超えないようにしてください。
用紙の固定に使用するマグネットプレートですが、定規が引っ掛かったりして書きにくい場合があります。そのため、ドラフティングテープで用紙を固定している人もいます。
平行定規を動かないようにするために養生テープなどを貼って机に固定する方法がありますが、近年では会場によって禁止されるところが出てきました。基本的にはテープでの固定はできない想定で試験に臨んだ方が無難と言えそうです。
試験で使用できる道具などは、センターのホームページで案内がありますので、一度確認しておいてください。
建築技術教育普及センター
試験に関するQ&A(二級建築士)
試験に関するQ&A(一級建築士)
まとめ
はじめにもお伝えしましたが、どの平行定規も描きやすさで言うとそれほど変わりませんし、機能も大きくは違いません。使っているうちに慣れると思いますので、あまり深く考えずに選んでいただければと思います。
その前に、
お知り合いの方で持っている人がいないか尋ねてみましょう。
建築の仕事をしている人でしたら、案外と持っているかもしれませんよ。