美希 「貧乏女子の合格体験記」
美希です。
最端製図の先生方への感謝の気持ちを込めて、体験記を書かせていただきます。
また、これから二級建築士に挑戦するみなさんの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
「貧乏女子の合格体験記」
私は奨学金を借りながら大学を卒業し、某ハウスメーカーに就職した。
設計職ということもあり、二級建築士はどうしても欲しい。
会社からの「資格を取りなさい」という圧力(笑)もあったが、
この受験は自分自身への挑戦でもあった。
資格学校2社からの勧誘はもちろん凄かったが、
私にはこれから奨学金返済という長い長い長~~~い道のりが待っている。
無駄なお金はなるべく使いたくない。
いや、逆になぜみんなそんなにポンポンとお金が出せるのだ?お金持ちか?ふん。
私は貧乏だ。そんな大金は払えない!(ドヤ顔)
【学科試験】
学科試験の時点では、最端製図にはお世話になっていないが、少し書かせてもらう。
同期が次々と資格学校に通いだす中、明らかに出遅れている私だった。
周りが全員受かり、私だけ泣いている光景が目に浮かび、さすがにあせった。
去年二級建築士に合格した先輩にペコペコ頭を下げ、過去問の冊子を4教科分いただいた。
資格学校が無料で配布してくれた二冊の問題集とともに、繰り返し解いた。
お金だけではなく、記憶力も計算力もない私だったが、
二級建築士の資格が欲しいという気持ちは誰にも負けていなかったと思う。
そして、学科試験合格。
【製図試験にむけて】
今度の試験こそ自分一人ではどうにもならないことを知っていながらも、
学校に通う気はさらさらなかった。
嘘です。お金がなかった。
手書き図面の試験であることは知っていた。
絵を描くことも嫌いではない。
これは…学科試験よりも全然楽しく勉強できるのではないか?と思った。
しかし、始め方が分からなかった。
この試験は、学科試験とは違い、根性でひたすらやればいいものではないだろう。
私には、信頼できる赤ペン先生が必要だ。
でも学校には行けない…
「独学 二級建築士 製図」検索。
最初に見たのは、かつての最端生のみなさんの体験談だったと思う。
なんだか妙に魅かれた。ここに私の気持ちを託してみようと思った。
今考えると、この時の自分の選択は大正解だった。
神無先生にメールすると、まだ枠が空いているとのことだったので、
速攻でお金の振り込みに行ったのを覚えている。
最端生のみなさんの体験談を読んだら、これが無駄になるとは思えなかったからだ。
自分への投資。絶対に受かってやる。
伏図の書き方が全く分からなかったので、第一課題の伏図は書けず、
それでも採点され返ってきた図面には激励が…
最端の先生方はモチベーションを上げるのがうまい!!!
私もそれに応えるべく伏図攻略テキストとにらめっこ。
理解力がない私は先生に質問メールを送りまくったのだが、先生の返事の早いこと早いこと。
分からないことを質問した時、すぐに答えが返ってくるのは、ものすごくありがたい。
やっと理解して一人で書いた伏図を写メり、神無先生に送る。
「問題ないですね。」という言葉がめちゃくちゃ嬉しかった…!
【本番】
本番は、早めに会場に行き、部分詳細図のおさらいをした。そして、開始。
まじかよ!!神無先生の予想問題めっちゃあたってんじゃん!!先生最高!!
などと思いながらプランニングに目標の約一時間経過。
う~ん…言われていることは守れている。
でも…くそー…汚いプランだなあ…ここは違うようにできたらもっと良いかも…
あ、ここももう少し考えれば良くなるかも…という考えが頭をよぎった。
しかし、最端で学んだことを思い出した。
綺麗なプランより、完璧な作図。私はプランの最終確認をし、
けっしてきれいなプランとは言えなかったが作図に踏み切った。
模試の時にミスしていたカーゲートも段差のスロープも落ち着きながら書き書き。
課題の復習って大切だな。ありがてえありがてえ。
伏図もきっと大丈夫なはず。ありがてえありがてえ。
そのおかげで、しっかりとした確認時間がとれた。
丁寧に作図していたつもりでも、書き忘れている部分がある。
確認の大切さは、確認してみてわかるもの。
ペンを置く瞬間も満足感でいっぱいだった。
みんながゾロゾロと資格学校に再現図を描きに帰る中、一人トボトボと電車にのり帰宅。
最端の掲示板で神無先生に「お疲れ様でした。」と言ってもらえた時、なんだかほっとした。
【合格発表】
製図試験の嫌なところは、合格発表までが長すぎるところだ。
やりきったと思っていたのに、合格発表までにはいろんな情報が入ってくる。
どんどんなくなっていく自信。
不安になっても意味がないのにつのる不安。
ちなみに夢の中で何度か落ちました。
合格発表の日は、全体朝礼がある日だったが、もう何も頭に入ってこない。
何も聞こえない。
朝礼が終わると、仕事の先輩が「合格者発表されてるよ!!」とサイトを開いていた。
ぶるぶる震えながらハガキとパソコンを交互に見る。・・・・・・・
あった・・・・
そして私は二級建築士になった。
【最後に】
資格学校に行っている友達は移動にもお金や時間がかかるようで、毎日ひーひー言っていた。
私は最端生になれたおかげで、本当に効率よく二級建築士になれたと思う。
添削が送り返されてくるのがもう嬉しくて嬉しくて、課題は苦痛にはならなかった。
課題が出される配分も丁度良く、社会人の私にとって本当に絶妙なスパンだった。
ちゃんと消化でき、モチベーションを保たせてくれた。
先生方、本当にありがとうございました。
私はそのうち、一級建築士を目指すと思います。
最端製図、一級建築士講座なんていう素晴らしいものが出来ないかな?とずっと思っています。
もしもできたら、すっとんで生徒になります!!!
それでは!
本当にお世話になりました!!!