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鹿之助さん 「 四転び五起き 」


「 四転び五起き 」 鹿之助

12期卒業生、鹿之助と申します。
体験談を書くに当たり、迷いもあったのですが自分のように何回も挑戦して
向いてないのかな…センスないのかな…もう諦めようかな…など
頭に浮かんだ方の励みになれればいいなと思い書くことに決めました。
私自身も卒業生の体験談を拝見した際に勇気を貰ったので
束の間の清涼材になれればと思います。
個人的には二期生・morimoriさん 七期生・わさん の体験談は
数回拝見させて頂きました。

 

まず初めに建築士を目指したキッカケですが当時店舗の修繕などの業務についていたので
持ってたらカッコイイな、前年に技術系の資格も取ったし行けるんじゃないかなど簡単に
考えてました(;^_^A
この時は長い道程になるとはいざ知らず…

 

平成25年 レストラン併用住宅
某予備校に通いながら学科からのチャレンジです。
昼休みや休憩時間、ありとあらゆる時間を利用しかなりギリギリで
1次試験を突破というか補正がかかれば学科合格のラインからの製図講座を開始しました。
2次試験結果は完全な作図力不足、エスキスもやっつけ、自分の心の甘えからの
ランクⅢ

 

平成26年 介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅
この年も某予備校に通いました。
まだ、この時も製図試験というものをあまり理解していなく
作図が出来て完成すれば合格すると安易に考えてました。
作図は早くなったのですが問題文の読み落としからの地雷級の間違いで
ランクⅢ
この時点での心境は予備校に2年も通ってランクⅢって
キツイなー( ;∀;)って心境でした。

 

 

平成27年 3階に住宅のある貸店舗(乳幼児雑貨店)
さすがにお金も大変なのと予備校が距離的に遠く、
予備校近くに住む方のように有効利用出来ないなと思い、
前年に落ちた際に最端製図さんのbbsで神無先生に相談した縁もあり
最端製図さんにお世話になることに決めました。

初めてのRC造に戸惑いながらも前半、後半の講座を受けて
自分自身でも今年は行けそうだと思ったのですが自分自身の応用力不足からの時間一杯作図、
見直しも中途半端、終わってからこれは駄目だなと感じた試験でした。

結果はランクⅢ
角番だったけど三年連続でランクⅢって…
正直もう諦めようかなと思いました。
仕事でもそうですが言われたことだけをこなすのではなく
応用を効かせて答えを導くことが出来る人間が優秀な人材というものでしょうね。
因みにこの年は施工管理技士の試験も受けてそちらは合格したのですが
心から満足出来ていない自分がいました。

そして…年が明け段々とモチベーションも回復してきて


平成28
年 景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅
学科からの振り出しの年です。
この年から名前を改名して鹿之助としました。
とある戦国武将からお借りした名前なのですが
「三日月よ我に七難八苦を与え給え」と三日月に願ったと言います。
自分自身もこの時点で振り出しになったのもあり
七回でも八回でも受けてやろうじゃないかと誓った瞬間でした。
最端製図さんで受かるまでやろうと決めていたので
学科クラブからのスタートです。力学が苦手だったのですが
神無先生には計算の仕方から細かく答えて頂き1次試験は全科目20点以上で合格でした。

2次試験は手応えは感じていたし点数も実際良かったのですが
自分の中では何か納得してなく引っ掛かる部分もあり結果はランクⅡでした。
やっとランクが上がった、でも不合格。
しかしこの出来までやればⅡにはなるんだなという実感を感じました。

 

平成29年 将来のライフステージ変化に対応出来る三世帯住宅
この年は遂に合格した年なのですが
今までの改善点として
神無先生の講習会に参加しエスキスをまとめる時間が早くなりました。
見落とし対策で蛍光ペンのラインなどは引かなくなりました、
これも講習会でアドバイスを受けました。
講習会は無理してでも行くべしと思いました。

本試験はエスキスは早くまとまり40分でしたが今一度、条件等や見落としがないか
確認してから作図に入りました。
作図の時間配分を把握しているので60分まで確認してからでも間に合うと自分自身を知っていました。
作図も終了1時間前に終わり再度頭から見直しです。
そして終了のベル…

この年は今まで涙を飲んできた敗戦の理由を全て改善した年に自分自身感じました。
受かるべくして受かったそんな年になりました。
添削での指導、掲示板での活力を有難うございます!

正直、周りの人より倍の時間を掛けて合格したと思います。
それでも明けない夜はない、諦めずに挑戦した限りはやり抜くことと思い頑張ってきました。
こんな不器用な生き方ばかりしてきた人間でも受かることができ
最後は栄気満ち足り王道を征くかの如く、余裕のラストを迎えることが出来ました。

もし、その年が駄目で不合格でも、この体験談を読んで再び再起出来ますことの手助けに
少しでもなれれば良いと思います。

12期卒業生 鹿之助