2級建築士合格まで 茨城県 ゆきんこ
☆ 2級建築士学科
わたしが、 2 級建築士を志したのは今から 14 年程前にさかのぼります。
当時インテリアの学校へ通い建築・インテリアを勉強していました。
その時に、いつか私も 2 級建築士をとりたいと思う気持ちを、長い年月温めてきたのです。
そして昨年受験をしました。
学科は、独学で勉強しました。
施工・計画・構造・法規 4 科目の中で、一番大変だったのは力学でした。
特に、トラスの解き方は理解に時間がかかりました。
他を解くにも、三角形の辺の比やピタゴラスの定理や三角関数などの基本を理解しなければ解けない
不得意なヶ所は何度も勉強して訓練を積み重ねて少しずつ力をつけていきました。
他の教科は、ただ勉強しなきゃとかではなくて
興味・関心をもって勉強することですんなり入っていきました。
なるほど視点でみて勉強すると、わりと勉強しやすかったです。
そして、無事合格できました
☆ 2級建築士製図
昨年、資格学校へ通い受験しました
私は、エスキスに時間がいつも費やされてしまうので、その分書く早さを 2 時間で書き上げる訓練をしましたが、
それはすんごくしんどく過酷でございます。見直しチェックができません。
とりわけ、学校では、 25 ~ 30 枚は書く様に指導されていましたので、ひと夏で 40 枚近く書き上げました。
そんな中、学校のテストでは模擬・特訓模擬と 88 点や 82 点とまあまあ合格圏でいつもおりました。
そしてとうとう試験日が近づいて、試験 1 週間前から緊張してきてしまい、食事も喉を通らなくなってしまいました
当時の営業担当者や同じ受験者に半分ジョークと半分本気モードで、
どうしたらこの緊張が解けるか、まじやばかったので、当日缶ビールを持参して、
どうしても緊張が解けなかったら、試験開始のちょっと前にトイレで飲酒しておけば少し緊張が解けるかなと思い、
一応お守りに1本買ってバッグに忍ばせていざ会場へ
思ったよりは、緊張度は低かったので、
お守りの1缶は必要はなく試験を受験することができました。
でも、エスキスで、 2 時間かかり結果 2 時間半で書き上げ結果見直しできずじまい、
未完はぜったい避けたいその一心で書き上げました。
そして試験終了後
2 級建築士試験に関しての書き込みサイトを検索していたら、最端製図を見つけ、
みんな沢山の人の書き込みがあり、それに回答されている先生のコメントがあり、
私も迷わず不安のヶ所を質問させていただきました。
ちょー加速なスピード回答でお答え下さって、
その時の受験者の気持ちの不安をどれだけ軽減してくださったことでしょうか
ありがたかったです。
結果は厳しいとのコメントで、一部の望みをかけていましたが、
残念ながら不合格でした
来年は、最端製図にお世話になろうという思いに切り替え、
辛い現実からゆく年くる年を乗り切ったのでございます。
☆ 平成 23 年製図試験受験
5 月末最端製図の扉を叩きました。
今年は、必ず合格という強い気持ちで望みました。
6 月からテキストが届き、さあ始まりです。くまなく読み込みました
それから、第 1 課題をこなし添削図面がコメントでびっしりでした
うれしかったですね、こんなに細かく見て下さるなんて。
赤字の部分は全て本試験では減点になるヶ所というコメントでした。
本当は、第 1 課題で指摘されたヶ所は第 2 課題ではクリアして成長せねばならないのに
やっちゃいました。
資料の中でもミスを連発しないこととコメントがありましたが、
そそっかしいわたしは、なかなかクリアできなくて、、、
最後の第 5 課題は、赤字指摘事項はなくなりました。
よくできましたとの文月先生のコメント
神無先生のコメントも、この調子でシンクロ・本試験よろしくお願いします。とのことでしたが、
シンクロは先生の見本とほぼ平面計画は似ていましたが、細かい減点で、ヒエーと思う。
点数順位も下のほう
ショック。
私、本試験大丈夫かなと不安な気持ちになりました。
本試験前日、全然眠れなくて 1 時間おきに目が覚めました。
そして 9 月 11 日本試験当日
試験会場に 1 番で着きました。 7 時くらいかな。
試験会場前のファミレスで、食べたくないけどこれからの 4 時間半のエネルギーを充電せねばと思い
軽く朝食をとったら緊張が少し解けました。
第 1 課題~第 5 課題までのすべての資料を復習の意味で何度も読み
気持ちを落ち着かせることができました。
1 人で集中することで不安を解消できました。
3 時間くらい過ごし、会場へ入りいざ試験です
少し本番で、エスキスの時変な方向へ行きそうになりましたが、
先生の基本はくずさないの言葉がよぎり回避できました。
エスキスは 40 分で決め、チェック。
矩計を先に書き上げ、それからいっきに仕上げ
3 時 15 分ほぼ完成。
後、細かい部分をより密度を濃く書きあげました。
試験終了
自分なりにすっきりした気分で帰ってきました
本試験終了後、先生にメール。
そしたら気付かないミスがあるわあるわ
やばい、、、
それから沢山沢山先生にメールで連絡しました
この 3 ヶ月間すごく長かったです
12 月 1 日を迎えるにあたり、気持ちの準備をしてまいりました。
どっちに転んでもいいようにと思い。
12 月 1 日会社の PC でスクロール。
受験番号がありました。
何ども確認して番号を連呼、無事合格を確認することができました。
いち早に、先生に直接電話で合格の報告。
本当にありがとうございます
やはり、人の支えなくして合格はないと思いました。
☆ 平成23年2級建築士試験
今年は、 3 月 11 日大震災がありました。
この震災で、岩手県・宮城県・福島県の被害が大きく沢山の方が、亡くなられています。
その中で 2 級建築士を受験しようと思われた方が、志半ばで命を落とされていたかもしれません。
夢をもって希望をもっていた生活が、命が、すべてが、一瞬で、あの震災は奪っていった。
震災で、多くの尊い命が亡くなられた事に、この場をおかりしてご冥福をお祈り申しあげたいと思います。
今年受験され不合格となってしまった方へ
みなさん、今年とても残念な結果となってしまったかもしれませんが、
わたしも昨年は不合格となり辛い年を過ごしました。
本当に今は、辛い時かもしれませんが、必ず月日が解決してくれます。
今は、たとえ残念な結果としても自分を褒めてみてください。がんばって勉強して、試験に臨んだことに
そして、いつか立ち上がって、自分の可能性を信じ、やる気があれば必ず道は開けます。
来年は、皆さんが笑顔で迎えられますように影ながら応援いたします。
つまずいた分だけ、合格した時の自信がより深い意味をもつ、そんな資格だと感じます。