「合格体験談」 azu
私は今、地方の大学の修士2年です。
去年、修論もまだそこまで忙しくない時期だったのと、先輩も受けていたので、
二級建築士を受けようかな、と思ったのがきっかけです。
(しかし、構造設計士になりたいと思っていたので、正直二級建築士なんてとっても、ほとんど意味ないよな~
くらいに思っていました。)
【学科試験まで: 2011 年】
学生ですのでもちろんお金がなく、資格学校からの勧誘はすべて蹴り、
インターネットで評判のいい参考書はどれかな~と調べたり、本屋で立ち読みしたりして、
問題集と参考書みたいなものを買って、問題集を、たしか4周くらいやりました。
(学生なので時間はどうにでもなる状況でしたので、研究そっちのけでこっちの勉強をしたり・・・)
そして、資格学校から返ってきた学科試験の採点結果は、89点。
マークミスもなかったようで、ちゃんと合格通知が届きました。
この点数のせいで、私は調子に乗ってしまった・・・
というか、なんだ独学でもいけるじゃん、と思ってしまったんですよね。
【製図試験まで: 2011 年】
学科の結果を受け、なんとなくふわふわしていた私は、
製図の対策に手を付けるのがかなり遅かったのを覚えています。
建築学科を出ているわけだし、まあなんとかなるだろ、くらいに考えていました。
すっとばして本番のときのことを書きますが、
終わったあとの周りの会話を聞いていて初めて、問題文を読んでいない箇所があることに
気づきました。
問題文を早く読まないと、その分時間が足りなくなる、
そう思って早く読もうとしていたんです。
問題集は3冊くらい買って、何十枚も書いたのはなんだったんだ・・・と思いつつ、
やっぱり、ただ枚数を書くだけじゃだめなんだな、と思いました。
結果、 2011 年の合格発表では、番号がありませんでした。
【製図試験まで: 2012 年】
負けず嫌いな私は、負けたままでは終われないので、
来年へ向けてなにかできることはないか、と調べ始めました。
やはりお金がありませんので、通信添削をターゲットに探していたら、
その中の最安値で添削をしてくれる、最端製図を見つけました。
でも、他と比べると安すぎて、本当にちゃんと指導してくれるのかな?
というのが最初の印象でした。
とりあえず、気になったのでお問い合わせ先にメールを送りました。
神無先生とのメールのやりとりで、どうしたらいいか迷っていると相談したら、
まだ添削をお願いすると決めたわけでもないのに、とっても親身に相談に乗ってくださいました。
また、申し込む前に去年自分が書いた図面を添削して下さったのも、
添削の雰囲気がわかってとってもよかったです。
結局、前半戦は申し込まず、テキストとテンプレート( ← これは本当に買った方がいいです!)
を購入し、後半戦からお世話になることにしました。
私が思う、最端製図の一番のおすすめポイントは、
1. いつでも疑問点を質問できること(先生の回答がとっても早い)
2. 他の最端生の質問も共有出来ること(自分では気付けないことにも気づかされてためになる)
3. 添削とともに、内容が詰まった解説がついてくること(文章を読むのが嫌いな私が毎回しっかりと読めた)
他にもたくさんありますが、特にこの3つです。
添削を申し込むと、添削生だけが入れる掲示板があり、
そこでなんでも質問をすることが出来ます。
資格学校では、講義があるときは直接会って質問できるかもしれませんが、
最端製図では、直接会えなくても写真をアップしたりできるので、
直接会えないことが問題だと思ったことは一度もありませんでした。
むしろ気持ち的には近い感覚さえ感じました。
これは神無先生をはじめとする、先生方の人柄のおかげだと思います。
添削してもらった図面が届くまではドキドキわくわくした気分で待てるので、
資格の勉強をしているのに、なんか楽しかったです。
添削図面に書いてあるコメントに、お褒めの言葉が書いてあったりすると、
その日の気分が上がったりしていました。
そんな感じで楽しく勉強を続け、迎えた本番。
裏返しで配られた問題用紙を、なんとなく眺めていたら、
「・・・2以上の階段を設けることとする。」・・・
え、設けるの!?必要がないんじゃなくて!?
今までの課題や他の参考書にはなかったので少し焦りましたが、
実は試験日の直前に、出るかもしれないと思い、屋外階段のことを先生に聞いたばかりで、
そのときにかなり細かく教えて頂いたので、わりと冷静に対処出来ました。
外部との関係に関する条件が多々ありましたが、エスキスは1時間で終わらせ、
その後作図も時間通りに終え、見直し時間は50分ほどあったと思います。
少し気になるところはあったものの、問題を隅々まで読み、
読んだところすべてにチェックを入れた問題用紙を見て、
今年は絶対に大丈夫だ!っていう思いで試験を終えました。
・・・しかし!終わった後に、最端製図や他の掲示板を見ていると・・・
動線関係がうまくない、仕上げ表の中身が逆、屋外階段の位置が微妙・・・
本当にいろいろなミスが出てきて、再現図を書く勇気が出てきませんでした。
しかし、やっぱり区切りとして書こうと思い、ミスもそのまま再現した
ところどころおかしな図面を送りました。
再現図の採点結果は80点以上でしたが、やはり不安はありました。
それからは段々と試験以外のことに集中しながら過ごし、発表日も調べずにいました。
しかし、12月に入るとやはり気になってきてしまい、発表日を調べ、前日からドキドキ
しながら待ちました。
結局、発表日当日の9時半、発表されてすぐにサイトを見てみました。
去年のことが頭にあったので、本当に私の番号かな?と何度も確認しましたが、
ちゃんと番号がありました。
【最後に】
この資格は通過点でしかない、と自分に言い聞かせながらも、
番号を見つけたときはやっぱりめちゃくちゃ嬉しかったです。
努力は必ず報われると思います。
・・・が、力を注ぐ方向を間違えてしまうと、無駄な努力になってしまうことがあるんだと、
この試験を通してよくわかりました。
どこに、どうやって力を入れればよいか、それを教えてくれるのが最端製図だと思います。
独学で頑張ろうと思っている方や、資格学校では上手くいかなかった方、
最端製図を本当におすすめしたいです。
最後に・・・
添削生のみなさん、掲示板でのみなさんの書き込み、とっても為になりました。
神無先生をはじめとする先生方、本当に本当に心から感謝しています。
神無先生にはメールで言いましたが、大阪に行くときは、ぜひ事務所に顔を出しに行かせてください。
本当にありがとうございました。