建築士試験に合格する確率を少しでも上げるためにいろいろと試行錯誤をしている人、
もしくは、特に考えずに何となく勉強している人
いろいろおられると思いますが、今回は合格している人の特徴をピックアップしてみたいと思います。少しでも参考になるところがありましたら、取り入れてみてください。
勉強することが習慣になっている
毎朝歯を磨いたり夜に入浴するのと同じように、勉強することが習慣になっています。
「時間ができれば勉強しよう」とか「気が向いたらテキストを開こう」ではなく、普段の生活の中で勉強時間が確保されています。また、机に向かうことも電車の中でテキストを開けるのも、毎朝歯を磨くのと同じように自然に行なっているのです。
はじめはなかなか難しいかもしれませんが、慣れてくると、それほど意識をしなくてもできるようになってくると思います。
そこから更にストイックに勉強される人がいますが、そこまでにはならなくてもいいかと思います。何事も適度が大事。また、疲れがたまっている時や仕事が遅くなってしまった時などは、休むことを優先させてもいいかと思います。
朝の時間を活用している
先ほどの話の延長になりますが、勉強の習慣を朝につくっている人は多いです。
朝は誘惑がないですし邪魔も入りにくいですよね。会社勤めの人は少し早めに家を出て、会社近くのカフェなどで勉強するのはとってもおすすめです。起きたては何だかんだで頭がぼやけている人もいると思います。一通り身支度を終えて家を出るころには頭も冴えてくると思いますので、その時を利用してください。早めに家を出ると、電車も空いていますよ。
早起きすれば必然的に夜は早く寝ることになります。夜は疲れていることが多いので集中できないですし、また、集中できないと言ってテレビなどを見て過ごすのは時間がもったいないと言えますよね。
疲れていない朝の時間を利用する。これは同時に夜の無駄な時間を省くことができますので一石二鳥、とっても有効と言えます。
朝が最も集中できて、効率よく勉強できる。
試験対策にマイペースで取り組んでいる
無理のないペースで進めるのが長く続けるコツと言えます。
特に初めのうちはハイペースで行なってしまうことが多いかもしれませんが、続かなければ意味がありません。続けることができるペースで取り組んでいくことが重要と言えます。
無理のないペースでも、それが習慣になってくれば、少しずつペースを上げても大丈夫になってくるんですよね。特にできるようになってくると勉強することが楽しくなります。楽しくなれば、勝手にペースが上がってくることもあります。
勉強は、億劫に感じたり生活の中で負担にならないペースで取り組むようにするのがいいかなと思います。
勉強を楽しんでいる
勉強ができるように、またわかるようになってくると楽しくなると先ほどお伝えしました。誰しもこんな経験はあると思います。
そんな感じで勉強を楽しんでいる人はもちろん多いですが、楽しむことができる環境をあえて作っている人もいます。
例えば、落ち着きのあるお店や美味しいコーヒーが飲めるカフェで勉強すると調子が上がったり、勉強後には何かご褒美を用意していたり、目標にしていたところまで進んだらご飯のおかずを少し贅沢してみたり。
楽しみ方はいろいろあると思いますので、自分が楽しめるものを考えてみるのもいいでしょう。
知っている人でも好きな人には敵わない。
好きな人でも、楽しんでいる人には敵わないそうです。
ご褒美を準備する
俗にいう、ニンジンをぶら下げる方法です。
試験に合格したら会社からご褒美が出る。資格を取ったら毎月資格手当がもらえる。これらはとてもモチベーションが上がるみたいです。
ただこれは自分でできることではないですね。
会社の先輩、友達や恋人、奥さんなどにお祝いをしてもらう。
これならできるかも。
10分勉強するごとに100円貯金を行ない、合格したら好きなものが買える。
1年頑張れば、なかなかのものが買えそう。
資格学校に通うお金を準備して、独学で合格したらそれを自由に使う。
学校に払うよりモチベーションが上がるかも。
勉強しなかったら、奥さんに500円罰金
これはご褒美ではないですね。でも効果あるかも。😭
その日の調子を把握している/気分転換が上手
調子が悪い。どうしても気分が乗らない。そんなこともありますよね。
そんな時に無理して行なうことはないです。集中できないですし、効率も悪くなります。
その場合は、いつも我慢している趣味を楽しんだり好きなことに時間を使ってもいいかもしれません。天気が良ければ外に出掛けてみるのもいいですね。
気分転換は思いっきり行なってください。中途半端にだらだらした過ごし方をすると、スイッチも切り替わりません。
好きなことをしっかり楽しんだら、「さて、またやるか!」という気持ちになれます。
一度に詰め込まない
一夜漬けという言葉がありますが、詰め込み型の勉強は良くないらしいです。
例えば1日分のご飯、一度に取ることはないですよね。3食分も一度には入らないです。仮に一度に取れたとしても体には悪いことは想像できます。これ、勉強にも同じことが言えるみたいです。一度にたくさんのことは入りにくいです。分けることによって、知識が吸収しやすくなります。消化不良も起こさないのです。
たんに資格がほしいではなく、取らないといけない状況にある
資格を取る前と取った後であまり状況が変わらない人より、大きく変わる人の方がモチベーションが高くなる傾向にあります。自分にとって資格を取る必要性がどの程度あるのか、ここがポイントです。例えば
- 独立(設計事務所を設立)をする
- 今の職場で有資格者が必要
- 転職を考えている
- 役職が付く(上がる)
- 給料が上がる。資格手当が付く
何も変わらないという人はそれほどいないかもしれませんが、資格を取ればどうなるのか、資格を取って何をしたいのか、このあたりのビジョンや目標が明確な人ほど、目標に向かってしっかりと進んでいくことができると言えます。
「女の子にもてたい。」
モチベーションにつながるのであれば、こんな理由でもいいかなと思います。🙄
人に公言している
資格を取ることを人に話している。もしくは誰にも話していない。
大抵はどちらかだと思いますが、あえて、人に話している方もおられます。
このようなタイプの方は人に言う時、「試験を受ける。」ではなく、「試験に合格する。」もしくは、「建築士になります。」という言い方をしたりします。
言ってしまったら、あとはそれを現実のものにするしかないですよね。
自らを背水の陣に追い込むと言えば大袈裟かもしれませんが、それくらいする人も中にはおられますよ。
人の協力を得ている(協力に感謝している)
試験対策を行なっていると、いろいろと犠牲になることが生じてきます。プライベートの時間はもちろん、家族との時間、仕事にも影響があるという人も多いと思います。
プライベートの時間でしたらそれほど問題はないのですが、家族や仕事仲間、お付き合いしている友達などに協力を得られているかどうかも試験対策を行なっていく上では大切かなと思います。周りから応援されているのか、それとも迷惑に思われているのか、この違いは大きいと言えそうです。
頑張れば応援してくれる。応援してくれるからまた頑張れる。
こんな感じで試験対策を行なうことができればいいですね。
「試験が終わったら家族みんなで遊園地に行こうね。」
仲間を作る
同じ目的に向かって一緒に頑張る仲間を作ることもモチベーションの維持やアップに効果を発揮します。モチベーションだけでなく、情報を交換したりわからないところなどを互いに教え合ったりすることもレベルアップにつながっていきます。
仲間を作るのは、実際に会うことができる人はもちろん、最近ではオンライン上で仲間を作っている人も多いですね。
アイテムやツール、SNSなどを活用している
試験対策をされている方は既に何かしらのツールは利用しているように思いますが、勉強が思うように進んでいたり楽しみながら試験対策を行なっている人の中には、自分に合ったツールやサービスを利用している人が多いみたいです。
これが一番いいというのはなかなか難しいかもしれませんが、自分に合っているもの、やってて楽しめるものは何かしらあると思います。いろいろ探してみるのもいいかもしれません。
なんだかんだ言って、単語カード(単語帳)は、暗記するには有効なアイテムだと思っています。
目標や夢がある/・事務所の設立・自邸を設計
- 設計事務所を設立する。
- 自分の家を自分で設計する。
- 建築士になってプロポーズをする。
モチベーションとしては一番大きいと言えるかもしれません。これくらい目標が大きいと、「受かればいいな。」ではなく、「絶対に取らなきゃいけない。」くらいに考えています。資格を取る、合格する以外に道はない。このような気迫が体から溢れているのが感じられます。
合格以外に道がなければ、合格の道を歩むしかないですよね。
何事もポジティブに考えている
何事もポジティブに考えることも試験対策においては重要かなと思います。
- 勉強しんどいな。
- 時間がないな。
- 覚えられないな。
- わからない。つまんない。
まあ、わからなくもないですが、こんな気持ちで勉強をしてても身に付く感じがしないですよね。
勉強が億劫にならないように。少しでも楽しく試験対策を行なうために。
今回お伝えしてきた中にヒントや答えがあると思いますので、是非、参考にしていただければと思います。😀
kanna