体験談 PR

□こんな僕でもやれる□ 13期生 kionajika

□ こんな僕でもやれる □ 13期生 kionajika


今回2回目の受験で合格することができました。
その時に感じたことや体験したことをお話します。

 

【1年目】
さかのぼること1年前の7月、ギリギリで一次試験通過し、全く経験のない製図どうしよう…と思っていた時、
ふと昔ネットで見かけた最端製図を思い出しました。

ここならいけるかもと思い、ホームページを見ると、受付終了の文字。
だめだ、でも諦めきれず先生にメールすると、少し空きが出たのでよかったらどうぞとの事。
先生のご好意で奇跡的に後半戦に参加できました。

私は40代文系大学出身で、製図なんて基本すらわかっていないところからのスタートでした。

そんな製図素人でも三種の神器(テンプレート定規、作図手法DVD、ドローイング・コード)でなんとか図面らしきものが描けるようになり、
DVDを見れば見るほど作図スピードも上がっていきました。

第四課題の採点ではちょうど平均点くらいの点数だったので、
試験を受けた後も「もしかしたら受かってるかも」という根拠のない自信があったかもしれません。

でも発表当日のホームページにはどこにも番号はありません。
そこからの記憶はショック過ぎてあまり思い出せません。

翌日届いた合否通知のハガキには【不合格】しかもランクIIIの文字。
今までやってきたと思ってた事が全然足らなかったことに打ちのめされました。
神無先生には掲示板で報告して来年の再起を誓いました。

 

【2年目】
去年の経験から圧倒的に製図の練習不足を痛感したので、講習は前半戦後半戦共に受講しました。

前半戦の期間はまだ製図課題が発表されていませんので、
RCに限定して色々な条件の練習課題に取り組みました。
最初はRCの描き方に慣れず、一式図で8時間程かかっていました。
添削されて帰ってきた図面は真っ赤っか。

 

 

それでも前半戦の終わりには5時間以内で描けるようになりました。
特にエスキスが大の苦手だったので、後半戦になってからは、課題条件を少しずつ変えたり、
市販本の問題等でエスキスの特訓をやっていました。

勉強方法は人それぞれ向き不向きがあると思います。エスキースコードや課題解題を何度も読み返すのは基本中の基本ですが、
私が心がけたことを何点か紹介します。

①勉強時間を書きとめる
自分が費やした製図の時間を毎日カレンダーに書きとめていました。平日は2時間、休日は6時間以上を目標にし、
1ヶ月大体80から100時間ほど。見直すと結構自信になりました。
1月?5月は現場があったので中々勉強に時間を割けず150時間、6月?9月で320時間時間程度でした。

②A2の用紙で練習する
一式図を書き続けました。これを続けると書いた図面がどんどん積み上がり、時系列で見ると成果が目に見えます。
これもモチベーションの維持になりました。A2で30枚程度描きました。その間に個別練習としてA3用紙で250枚ほど描いてました。

③小さな目標(楽しみ)をたてる
私は、勉強後の晩酌を小さな目標にして毎日のモチベーションを上げていました。
晩酌でなくても構わないので何か毎日の小さな目標を立てて日々乗りきって下さい。
特に2年目以降の試験勉強は長丁場ですので…。

 

【試験当日】
試験も2回目になると、少し余裕も生まれます。会場に着くと最端テンプレートを持っている人はいるかな、ときょろきょろしましたが、
残念ながら最端生らしき人は周りにはいませんでした。
前回も今回も大学講義室の長い机でしたので、製図板のセットには結構神経を使いました。板が跳ね上がらないよう養生テープは必須です。

ようやく試験官が問題を配り始めました。裏を向けていてもうっすらわかります。
「あ、縦長の区画!エスキスはやり易そう。ということは難易度低くなる?!」
など自問自答していました。

 

 

そうこうするうちに試験が始まりました。
「え!延焼ラインを記入?なんじゃそれ?」
「これが今年のサプライズか!?」
「あ、この竪穴区画の防火設備!最端の課題にあった!先生ありがとう!!」

 

あっというまの5時間でした。
やっぱり本番には独特の空気があります。
試験終了後は疲れていましたがやりきった感じはありました。

 

【発表当日】
とうとうやってきたこの日。
9時30分過ぎにホームページにアップされます。
左手に受験票、右手にiPad。
画面をスクロールしますが、番号が後半なので全然出てきません。
緊張で受験票の持つ手が震えてしまいます。
手ってこんなに震えるもんなんですね。
最後のページにようやく、
「あったー!!」
痺れました。
人生でこんな痺れる経験したのは初めてです。

 

【最後に】
これでようやく二級建築士として一歩が踏みだせます。
二級建築士になる夢を現実にして頂いた、神無先生とスタッフの皆様、本当にありがとうございました。