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「 30代 育休中に製図一発合格」 K30323 suger

30 育休中に製図一発合格」 K30323 suger

<自己紹介と受験の経緯>
建築関係の会社に入社して、育休期間含めて9年目、受験時は1歳児の育休中でした。
受験資格はあったものの、配属も建築外だったため、受験することなく…
しかし育休中に引越等で元の部署への復帰が難しくなり、仕事復帰の可能性を広げるため、二級にぜひ合格したいと思うようになりました。

学科試験は妊娠中に一度受験したもの、あと少しのところで不合格。でも大体感じが掴めたので独学でいけそうと感じました。
(私はテキスト一式既に持っていたので独学にしましたが、初めての受験なら学科クラブを受ければ良かったなあと思いました。お得過ぎます。)

製図は、受験前年の秋に独学用の製図本(木造版)を購入し、数枚トレースしましたが、図面の意図が全く理解できず。
独学は無理だと痛感しました。
とは言え資格学校に通うのは時間的にも金銭的にも難しいし…と思っていたところ、最端製図さんのサイトを拝見し、歓喜。
前半講座から申し込ませていただきました。

<前半講座>
最初に届いた教材に、初心者でも大丈夫、製図経験がなくても受かる、一から丁寧に教えます、といったことが書いてあり、
ほっとした事を覚えています。また、子育て中の方で合格された方もたくさんおられますよ、とも教えていただき、俄然やる気になりました。

前半講座は1?5月にかけて。子どもの昼寝や夜の寝かしつけの後、2?3日に1回2時間くらい、スローペースでスタートしました。
引っ越しを挟んだり、学科の勉強が思うように進まずで、前半講座は〆切内に課題を出すのが精一杯でした。
それでも2階建部分詳細なしの最終課題では5時間以内に書けるようになり、点数も平均くらい。ちょっと余裕あるかな、
くらいにこの時は思っていました。

発表された課題は3階建、部分詳細あり、二世帯な上にカフェも!?
焦りつつも、この時期は学科試験の勉強で手一杯でした。
ちなみに学科の勉強は、スマホに有料アプリを入れ、授乳の間やちょっとした隙間時間に取り組みました。
机に座って問題を解くまとまった時間が取れなかったため、ほぼアプリのみで合格しました。

<後半講座>
無事学科試験をパスし、速攻で後半講座を申し込みました。
子どもの授乳を試験後まで継続し、朝に散歩→授乳で寝かしつけ→最低限の家事のあと勉強。夜も同じ。
勉強にかけれる時間は1日1時間くらい、直前は2時間くらい。

プラス5時間通しで製図するため、子どもを一時保育に2ヶ月で計5回預けました。
通しの日以外はタイマーを途中で止めながら、図面ごとに作図しました。
平面図の作図がなかなか早くならず、直前までトータル5時間半を切れませんでした。
エスキースもどことなくセンスがなくスッキリまとまらず、作図がややこしくなる悪循環でした。

試験の1週間前くらいの数日間、プランパーツ集作成と上手な方のプラントレースを集中してやってみました。
これはもっと早く真剣にやるべきでした。エスキースの迷いが減り、手元に武器が増えた感覚を実感しました。
もっと使いこなせたら良かったなと思いました。

<試験直前?当日>
通しの製図は3日前に終え、直前2日はまとめノート作成とテキスト読み直しに当てました。
課題発表後、前半テキストはほぼ手付かずでした。
しかし読み返してみると、大事な事がたくさん書いてある!その中に防火区画について、防火戸の階による扉の向きまで書いてあり、
これを確実にできたことが合否を分けたと思っています。

掲示板での皆さんのコメントにも励まされ、あまり緊張せずに試験開始。
最端製図でよく出たタイプのプランだ!
1週間前にトレースしたプランを思い出しながら、今までで一番迷いが少なく書けた気がします。
難易度は高くないと見て、プラン作成後に念入りにチェック。いかに減点を減らすか、とずっと考えながら製図していました。
延焼ラインと窓の丸防を残して残り30分弱。
この辺から集中力が切れかけましたが、とにかく一つでもミスを減らそうと粘りました。

帰り道で細かな間違いを次々と思い出し、
その後2日くらいは掲示板での質問と回答に一喜一憂。難易度は低めと聞いてモヤモヤ。
再現図面は当初出さないつもりでしたが、精神的に良くないと思い、提出しました。
減点ポイントが分かってスッキリして良かったです。

<合格発表、最後に>
9時前から何度もHPにアクセスしてソワソワ。自分の番号を見つけた時はこの1年を思い出して、喜びがじわじわとこみ上げてきました。

子どもが生まれて、自由に使える時間はぐんと減りましたが、掲示板で皆さん様々な制約がある中で頑張っておられることを知り、
最後までモチベーションを保つ事ができました。ありがとうございました。
また、神無先生はじめ諸先生方の丁寧なご指導で、最後の方は図面を書くのが楽しいと感じられるようになりました。
図面の精度などまだまだで、運に助けられた所もありますが、合格まで導いて下さり、ありがとうございました。