体験談「雨ニモマケズ 異動ニモマケズ」 うぃんず さん
今年は体験談を書かれる方が多い様ですね。私も少し足跡を残したいと思います。
私の二級建築士受験は次のとおりです。
【人となり】40歳既婚。2児の父。文化系の学部を卒業。メーカー勤務。職種は営業
【きっかけ】 2 年前に東京から大阪に転勤になり、担当分野が木造住宅系になったこと
【試験経歴】 1 年目:学科は独学、スタートは 4 月。製図は最端の夏季講習 2 日。ランク 3 で不合格。
2 年目:後半戦から最端の添削を受講。今年は RC であったため夏季講習も受講。結果合格。
ざっとこんな感じです。
私の会社は発泡プラスチック板のメーカーですので断熱材として使用されることが多く、
建築は少なからず仕事にかかわってきます。
今年は RC ということもあり、一からやり直すつもりで後半戦に申し込んだのですが、
7 月末に突然の人事異動。
今まで建築関連の部署にいたのに 9 月からは建築外の分野に行くことになってしまいました。
資格を持っていればいつかは使えると思うものの、当面使えないとわかった時、
モチベーションが低下してしまったのです。
そうこうしているうちにお盆。
出先にも製図板を持って行き出来る時間には何とかやりました。
しかし問題はその後です。お盆明けからの2週間は前任者との引継ぎが入っています。
前任者は9月に退社するため、その2週間で西日本各地を行脚しなければなりませんでした。
出張先に製図板を持って行く訳にもいかず、移動中に模範解答を見るばかりでした。
しかし、移動中の電車や車から窓の外を見てみると RC の建物が。
よーく見てみると、壁はないのに柱や梁が出ている建物がぽつぽつと見られました。
私を含め、課題で構造上必要な柱や梁が抜けている方が多かった様ですが、
その建物を見て以降はイメージが掴めたのです。
それからは課題でも構造部分で間違う事はなくなりました(よね?先生 (^^;) )。
思い切って2週間製図板から離れ、目を外に向けることによって、
今回の問題の全体像が見えたような気がします。
ついつい受験となると机に向かう時間ばかりが気になると思います。
今年であれば陶芸教室や陶芸ギャラリーに出向くとか、3階建ての RC の建物を見て回るとか、
全体を見ることもすごく必要だと感じました。
私は野球のコーチをやっているのですが、よく子供達に目の前だけではなく
グラウンド全体を見てプレーするように言っていました・・・
まさかここで自分ができていなかったことに気づくとは・・・
社会人になって自己啓発に関しては無縁な生活を送ってきたため、この2年間はとても有意義でした。
来年は二級建築士であることが条件の 「建築物総合環境性能評価システム」でも受けようかと目論んでいます。
最後に神無先生をはじめ、最端のスタッフの皆様いろいろとお世話になりありがとうございました。
卒業しても HP は継続して見させていただきます。